かつてトトロはいっぱい居た…トトロとネコバスの豆知識&裏設定!

今回は『ロマンアルバム・エクストラ となりのトトロ』や当時の劇場パンフレットから、トトロとネコバスの豆知識&裏設定をご紹介します。

トトロの豆知識

作中、大トトロはコマに乗って空を飛び回ります。(というよりは風になっている!)

ちなみに雨でもないのに傘を持っているのは、

傘を「なにかすてきな楽器だと思っている」からだそうです。

実はトトロはコマがなくても飛べるそうですが、わざわざコマを使うほどお気に入りなようです。(普段は毛の中にしまっているそうです。ちなみにこのコマには『ブンブン』という名前が付いています。)これに関して、宮崎監督はこう言っています。

「トトロも縄文人から縄文土器を習って、江戸時代に遊んだ男の子のマネしてコマ回しをやっているんでしょう(笑)トトロは三千年も生きてますから、本人にとってはついこの間、習ったことなんです。ひょっとしたら、カン太のバアちゃんが親にしかられて泣いて歩いていたとき、トトロに会っているのかもしれない。トトロはひょっとしたら、小さいときのバアちゃんとメイを同じ女の子だと思っているのかもしれないんですよ(笑)」

縄文人から縄文土器を習い、江戸時代の子どもからコマを習い、メイをバアちゃんだと思っているかもしれない大トトロ…さすが三千年も生きているだけのことはあります。

大好きなドングリがためてある縄文土器

確かに似てそう&似そうな二人

かつてトトロはたくさんいた!しかし…

ロマンアルバム内の「宮崎監督による登場人物覚書」によるトトロの設定はこうなっています。

この国に、人間よりも昔から住んでいる生きもの。(中略)ドングリを熱愛する。普段は人の目に見えないが、たまたま姿を見た者に、もののけと錯覚されたりする。人間と交渉を持つのを嫌い、あたりがさわがしくなると山奥へ移ってしまう。その為に、最近ではめっきり姿を減らしてしまった。人語は喋らない。

“最近ではめっきり姿を減らしてしまった”つまり、トトロはこの森にだけ住んでいる特別な生きものではなく、かつて色々な場所に居た存在のようです。しかし森がなくなるたびにトトロは居なくなる…森を開いて便利な生活を獲得した私たちにはなんとも言えない話です。 さらに、鈴木敏夫プロデューサーによると、こんな裏設定もあったそうです。

もともと宮さんはトトロについてこんな妄想を膨らませていました。 かつてこの世には、たくさんのトトロ族がいた。彼らは人類と戦って滅ぼされたが、その生き残りがいろんな時代に登場する。中世なら「もののけ」、江戸時代には幽霊。 そして、いまは『となりのトトロ』......。トトロはそういう歴史を背負っている存在なんです。ただかわいいだけの生きもの じゃない。怖ろしさも含んでいる。

両方の設定を比べてみると、食い違っているように見えます。どちらの設定が正しいのかというよりは、好きな方を選んでもいいのかもしれませんね。

トトロの名前の由来

豆知識としては有名な話ですが、トトロの名前の由来は、劇場パンフレットによると「埼玉・所沢の、自分のとなりにいるおばけが、つまってしまってトトロとなった」そうです。

ネコバスの豆知識

ネコバスとは、一体何者でしょうか?もののけのようだけど、近代的なバスの形をしている、ふしぎな存在です。実は同じロマンアルバムの中でも設定の記述が異なっています。 ある場所では「人間のバスとどちらが古いのか不明。」とありますが、他の項では「もののけ専用のバス。化けネコが、松郷に走っている東電鉄のバスをまねて変身したもの。」とあります。そして宮崎監督はインタビューでこう言っています。

「ネコバスも昔はただの化猫だったんでしょ。バスを見て、おもしろいと思ったんです。」

さらに『THE ART OF TOTORO』の宮崎監督の言葉によると、

「ネコバスはそれまでカゴ屋にバケていたんだけど、バスが走っているのを見て、すっかり気に入って、それでバスになっちゃった」

つまりネコバスの正体は「化け猫がバスに変身したもの」で良いようです。ということは、他の乗り物、たとえば電車や飛行機にも変身できるのです。

この設定はジブリ美術館である期間だけ上映されている

『めいとこねこバス』に活かされていました。

ネコバスの初登場&去って行くとき、実は…

草壁一家が引っ越してきた日の夜、薪を取りに出たサツキが強風に煽られるシーンがありますが…

実はこの突風はネコバスだったそうです。つまりこれがネコバスの初登場(見えないけど)シーン!(絵コンテ集にも記述あり)

しかしこの時、サツキにはネコバスは見えていませんでした。サツキとメイのお父さんが言っていたように、「いつも会えるとは限らない」のですね。 ちなみにサツキとメイを送り届けた後のエンディングでネコバスが去って行くとき、その行き先をよく見てみると…

「す」って書いてあります。つまり「巣」に帰るんですね。

律儀なシステムです(笑)

引用元:https://flying-fantasy-garden.blogspot.com/2014/07/blog-post_11.html?m=0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]

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